シヴァラージャヨガ
Siva Raja Yoga
南インド伝統のヨガスタイルです。
トリニティ は南インドにあるインド伝統ヨガSiva Raja Yogaを伝えるSwami Santhiprathadaが主宰をするヨガスクールSchool of Santhiの日本校として提携を結んでいる東京自由が丘・横浜たまプラーザにあるkSaNa Yoga School(クシャナ ヨガ スクール)のアフィリエイト校として正式に認定を受けたヨガスクールです。
ヨガスートラを聖典とするラージャヨガを根本としながら、プラーナ(エネルギー)を感じ、コントロールするチャネライゼーションなどの技法を用いることで、より体験的にヨガの叡智を学びます。
アーサナ、呼吸法、瞑想を通じて、Physical、Mental、Spiritualに包括的に働きかけるヨガです。
もともとヨガはウパニシャッドといって口伝で受け継がれてきました。
ウパニシャッドとは、古代インドに伝わる奥義書の数々のことを言います。
このウパニシャッドの本来の意味、語源は「近くに座す」です。
それは、弟子が師のもとに座り学んだことを表しています。
昔インドのヨガ行者たちは、洞窟の中で修行をしていました。
そこで、学び、修練をしていました。
師から学びを受けるときも、その静寂、暗闇の中、特に呼吸法や瞑想法のような繊細で高度な指導においては、そうだったと言われています。
それは、師と弟子が互いの存在に集中し合える場所だからです。
その暗闇の中で弟子は師の呼吸を聴き、それを実践する。
師は弟子の呼吸を聴き、その善し悪しの判断をし、指導をする。
口伝においては、師と弟子の存在以外に、他に何も必要としないのです。
教科書も、筆も、紙も、光さえも。
それは、師弟の互いの深い信頼関係で結ばれていたからに他なりません。
私たちのTTCでも、この口伝の伝統と、生徒と講師の信頼関係を大切に守っています。
トレーニング期間中、担当講師たちはたくさんの時間を参加者とともに過ごします。
そうすることで、参加者一人一人のことを知り、関係を深めていきます。
例えば、身体一つとっても、その人の身体を知らない限り、適切な指導はできません。
「前屈が苦手」といっても、その理由は様々。練習法、指導法も一通りではありません。
だからこそ、クシャナでは「あなた」を知ることを大切にしています。
私たちは、皆さんにホンモノを知ってもらいたいと思うと同時に、皆さんを知りたいと思っています。
そして、参加者一人ひとりと丁寧に向き合います。
アーサナのプラクティス、哲学授業の課題、グループワークなど様々な場面において、生徒さんの身体を、心を、存在を尊重しながら、ヨガの学びをサポートしています。
ティーチング技術においても、同様です。
カタにはまったフレーズや教えではない、自分自身のなかから生まれるものを伝えられるインストラクターを育てます。
誰かの言葉では、限界があります。自分自身から生まれるものは、枯れることはなく沸いてくるのを感じられるはずです。そして、疑問も湧き上がった感情も、必要なときにいつでもわかちあえるよう講師が皆さんをサポートします。
インド伝統のウパニシャッド、師から弟子への直伝。
それら本当の叡智は、文字や言葉だけでは伝えきれません。
スクール独自のテキストを用いながらも、カリキュラム主導ではなく、目の前にいる生徒さん、「今この瞬間」のクラスを大切にしています。体験を共有すること、時間を共にすることによって、伝わることがあります。
ヨガの思想、教えは、マットの上だけには留まりません。
本の中だけの話でも、机上の空論でもありません。それは、日々の生活の中、一瞬一瞬に満ちています。
ヨガ的食事、1日のリズム、自然との関わり、人間関係を円滑にするヨガの知恵など、様々。
そんなたくさんのヨガの学びを、生活の中で味わうことができる、インド古来より伝わる口伝、ウパニシャッドが、今もここに息づいています。